愛すべき本たちの、読書記録。
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チーム・バチスタの栄光    海堂 尊

JUGEMテーマ:読書


 内容紹介

東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術である、
バチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を作り、次々に成功を収めていた。

ところが今、三例続けて術中死が発生している。

しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。

そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、
不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。




映画化され、ドラマ化までされた、

超有名作を、今になって、やっと読んだ私です。


今や、作者の海堂さんも有名人で、

医者であるいうことは、よく知られた事実だけど、


当時、そんなことはつゆ知らず、この作品を発売当初に読んだ人は、

さぞや、びっくりしたことだろうと思います。


だって、巧すぎるんだもん!


場面設定はリアルだし(そりゃ、医者だから当然なんだけど・・・)、

それを取り囲む登場人物も、どれもユニークで心惹かれる。


続きが気になって、どんどん読み進めて、最後には寝れなくなってしまった。

この作品ならば、いくら新人とはいえ、「このミス」を受賞して、

話題になったワケがわかるなぁ。



いまや、シリーズ化され、何冊も出版されてる田口&白鳥シリーズだけど、

ホントに、一歩踏み入れると、なかなか抜け出しにくいシリーズ。


遅ればせながらだけど、私もハマらせていただきます!


| 海堂 尊 | 23:06 | comments(19) | trackbacks(0) |
片想い   東野圭吾
 
主人公、哲朗は、大学時代のアメフト部の仲間、美月に10年ぶりに再会します。

しかし、昔と明らかに違う点、それは美月が、男の格好をしていたこと・・・


驚きを隠せない哲朗は、美月からある報告を受けます。

「人を殺してしまった。」と・・・


哲朗は、妻であり、美月の親友でもある理沙子と一緒に、

美月をかくまう決意をします。


その後、哲朗はその事件を調べるうちに、

事件はいろんな人物を巻き込んで、意外な方向へ進んでいく・・・


といったあらすじ。



いきなりですが、あなたは、女性ですか、男性ですか?

と聞かれたら、はっきり答えられる人が大半であると思います。


しかし、

あなたはなぜ男性or女性とはっきり言い切れるのですか?と聞かれたら?

はっきり答えられるが少ないのではないのでしょうか。


私もこの本を読む前までは、

「そりゃ、肉体的な違いでしょ!」と思っていました。



でも、世の中には、心が男性で体が女性という人もいます。

もちろん、その逆も。



この作品の中には、いわゆる性同一障害という人たちが何人か登場します。


性同一障害といっても、一概には言えず、

肉体的には男だけど、心が女の人。またはその逆の人。

はたまた、男女どちらの心も持ちうる人。

または、染色体の異常だけで、あとはなんら変化のない人。



物語を進めているうちに、私は、何が男女の境界なのか分からなくなってきました。



作品の中にこんな文があります。

完全な男性はいなし、完全な女性もいない。

 ただ皆同じ人間であることに変わりはない
。」と。


う〜ん、確かに・・・

私にも男っぽいところたくさんありますからね、100%女性とは・・・^^;



私は、この作品を読んで、今まで当たり前と思っていたことが、

ちょっと違うんでは?といった気になりました。



ちなみにこの作品、そのテーマに関してあつく語った作品ではありません。

一つの殺人事件をきっかけに明らかになる、様々な人の人生模様、

そして仲間との絆。

もちろん、スリリングな展開も欠かせません!


ハラハラさせて、泣かせる、そんな東野作品の魅力を、

十分に感じられる一冊です。

| 東野 圭吾 | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
青い炎
 
内容紹介

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。
女手一つで家計を担う母と、素直で明るい妹との三人暮らし。

その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。
母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。

曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず、
妹にまで手を出そうとしていた。

警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。
自らの手で曾根を葬り去ることを…。

完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。
その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。





あなたには、心から憎んでいる人がいますか?


いないことを祈ります。


では、もし、心より憎い人がいたら、あなたはどうしますか・・・?



櫛森秀一は、進学校に通う高校2年生。

普通の高校生である彼が、他の高校生と一つだけ違うところ。

それは、心より憎い人がいたこと・・・。

彼は、義父を「強制終了」させるために、あることを思いつく。

怒りの青い炎を胸に抱いて・・・



この作品、映画化もされたので、ご存知の方も多いでしょう。


とにかく、怖い。本当に怖いです。

足元から、何かがゾーっとあがってくる感じ。

読み始めるときは、相当の覚悟が必要です。



最近多発している、少年凶悪犯罪。

「むしゃくしゃしたから、人を殺した。」

そんな理由で殺人を殺した人には、罪の意識があるのでしょうか。


秀一は、ちょっとひねくれているけれど、あくまで普通の高校生。

友達もいるし、恋愛もする。心より愛する家族もいます。

ただ、違ったのは、憎い人がいた。ただそれだけ。

そんな彼の向かえる最後とは・・・


怖いけれど、悲しいミステリー小説です。


| 貴志 祐介 | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
かけら  青山 七恵
評価:
青山 七恵
新潮社

JUGEMテーマ:読書
 
内容紹介

父は、昔からちゃんと知っていたようにも、まったくの見知らぬ人であるようにも感じられた
―第35回川端康成文学賞受賞。

最年少で受賞した表題作を含む珠玉の短篇集。



つくづく、優秀な作家さんだと思う。

デビュー作で、文藝賞。
2作目「ひとり日和」で芥川賞受賞。

そして、今回この「かけら」で、
その年で一番素晴らしかった短編に与えられる川端康成文学賞を受賞。


そして、その「かけら」とその他短編2作を黙々と読む私。

本当に、黙々と・・・


話の内容は、どってことのない普通の日常。
何か変わったことが起こるわけではない。

それでもすいすいと読めてしまうのは、やはりこの人の文才なんだろうと思う。


感じたことは、相変わらず登場人物がひねくれているなぁ〜ということ。

人間の裏の気持ちというか、
日常のちょっとしたひがみ、いいかっこしい、しつこさなどが、
実に、上手にえがかれている。


確かに、文学としては優れていると思う。

しかし、いかんせん、暗すぎる・・・

特に、最後2編。
なんとなく昔の彼女を引きずる主人公の「欅の部屋」と、
西表島からのいとこをあずかることになり、日常を乱される「山猫」。


なぜだか読んだ後、とってもブルーに。

明るい気分の時に読む作品ではありませんので、あしからず・・・

| 青山 七恵 | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
鹿男あをによし
JUGEMテーマ:小説全般

 内容紹介

「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」。
二学期限定で奈良の女子高に赴任した「おれ」。

ちょっぴり神経質な彼に下された、空前絶後の救国指令!?
「並みの天才じゃない」と金原瑞人氏激賞!



大好きな万城目氏の作品。
にもかかわらず、すっかり読むのが遅くなってしまった


さすがに「ホルモー」ほどの衝撃はなかったものの、

この人の独特の世界観はやっぱり好きだ。


今回は、なんと人が鹿になる!というか、なっていく。

こんな発想、やっぱり彼じゃなきゃ無理でしょ。


最後の終わり方がまたNICE
なんとなく幸せになった。


そういや、昔にドラマになったよな〜。
再放送でもしないかなぁ〜。

でも、やっぱり私は「ホルモー」派だな

| 万城目 学 | 16:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
クジラの彼   有川 浩
JUGEMテーマ:読書


内容紹介
「沈む」んじゃなくて「潜る」。潜水艦とクジラと同じだから。

人数あわせのために合コンに呼ばれた聡子。
そこで出会った冬原は潜水艦乗りだった。

いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。
そんな彼とのレンアイには、いつも大きな海が横たわる。

男前でかわいい彼女たちの最強恋愛小説。
 



「ベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!」と本人が言うだけあって、
今回も、ベタ甘恋愛小説、楽しませていただきました


この年になると、青春まっただ中のベタな恋愛話はもう読めないし、
だからと言って、ドロドロの恋愛小説も重たくて嫌〜。


なかなか難しいお年ごろにも関わらず、この人の恋愛話だけは読める!

なぜ?
ありえそうでありえない話だから?


今回も舞台は自衛隊。得意分野。

自衛官も、当然人間ですから、恋愛しますよね。そりゃ。
 

その微妙な非日常感の中で、現実じみていることがたまらくよいのです



ただ一つ、読む順序を誤った・・・

この短編集の中で「海の底」と「空の中」の番外編が2編。


残念ながら、上の2作品は未読。

読まなくても、十分楽しめたけれど、
きっと、読んでからのほうが、より楽しめたと思うなぁ〜。
少々、後悔・・・

| 有川 浩 | 17:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
阪急電車   有川 浩
JUGEMテーマ:読書


 出版社からの内容紹介

恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……
関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。

大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。




キュンときた。甘酸っぱかった。

年甲斐もなく、昔の恋愛など思い出してみたりして


恋愛小説といえば、有川浩。とよく聞くが、

その切なさや嬉しさが、とても分かりやすくて、確かによい!


一気に、私のかなりお気に入り作家に急上昇〜



しかも私は、過去に、この物語の舞台、阪急今津線沿岸の居住者。

話が分かる、分かる。


圭一と美帆の初デートの場、西北のコープのたこ焼き屋や、

ミサが、イトーさんに勧めた、門戸厄神の内科+産婦人科など知ってる、知ってる〜。

って、そんな場面が何度も出てきて、面白いことこの上ない。


これは、JRでも、阪急電車の他の路線でも、絶対起こり得ない。

あの生活じみて地味な今津線だから、起こりうるんだろうなぁ〜。と素直に納得です。



自分が知ってる場所が、こんなに楽しい物語になるなんて、なんて運がいい

映画化なんてされたら、絶対見に行くのにな。


短編集なのに、どこかで人物がつながってくるなどという乙な演出も私好み。


さっそく、次の有川恋愛小説を読まなくては〜


| 有川 浩 | 16:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
食堂かたつむり  小川糸
JUGEMテーマ:読書


  内容紹介

トルコ料理店でのアルバイトを終えて家に戻ると、部屋の中が空っぽになっていた。

突然、同棲していた恋人に何もかもを持ち去られ、
恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、主人公の倫子はさらに声をも失う。

たったひとつ手元に残ったのは、祖母から譲り受けたぬか床だけ。

山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな小さな食堂を始める。
一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂。
次第に食堂は評判になるが――

五感をくすぐる瑞々しく繊細な描写と、力強い物語運びで話題を呼んだデビュー作。
 (アマゾンより)


ただ美味しそうなだけのお話だと思っていた。


ちょっとした物語があって、それと同時に美味しい料理の描写があって、

なんとなく幸せな気分で、食べたいなぁ〜と思うけど、ただそれだけのお話。


でも意外に、いい意味で期待を裏切られた。

物語も思ってたより練られていて楽しめたし、
ラストの母の手紙には、正直、少しジーンときたし、
生を殺して私たちが食していると事実も目の当たりにさせられた。


そして、最後に分かったことが一つ。

食は、やっぱり私たちの生活の中心なのだ。
美味しいものは、人を十分幸せにします。

美味しいもの、万歳!!

| ア行の作家 | 23:16 | comments(2) | trackbacks(0) |
向日葵の咲かない夏   道尾秀介
JUGEMテーマ:読書


 内容(「BOOK」データベースより)

「夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

きい、きい。妙な音が聞こえる。
S君は首を吊って死んでいた。

だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。
一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。
僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。

あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。」
 


ずっと、気になっていた作家さんだった。

お盆で時間ができたのをきっかけに、初、道尾秀介を味わう。



この作品は、好き嫌いが分かれる作品だとあったが、確かにそうだと思う。

なにせ、???が、多すぎる。


でも、途中の物語の進め方など、やはり上手だし、

そのうまさゆえに、まぁ、はてなが多くてもいいかなと思わせてしまう

異例の作家だと思う。



他の作品ってどうなんだろう。

もちろん、この1冊で、終わらせるわけはいかない。

またあの、怒涛のように読み進めてしまう興奮を、

ぜひ他の道尾作品でも、味わいたい。



偶然にお盆に、この本を読んだのだが、これは正解だった。

題名に「向日葵」とあるように、これはやはり夏がいい。
しかもお盆がベストだったと思う。ラッキー☆

| マ行の作家 | 22:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
告白  湊かなえ
評価:
湊 かなえ
双葉社


JUGEMテーマ:読書


  内容紹介

「我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。

『私の娘は、このクラスの誰かに殺されたのです。』

ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、
それぞれ語らせ真相に迫る。

選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、
伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である 。」



今年の本屋大賞まで、受賞してしまったら、これは読むしかない!

お盆休みを利用して、一気に読破。



物語は、各章語り手は異なるが、誰かに話すように、語り口調で進んでいく。

第1章、読み始めたらもう止まらなかった。

そして、1章のラストには、悪寒が走った・・・

さむっ!


なんて、完璧な短編。

デビュー作でこれなんて、恐ろしすぎる。


その後、2章〜の作品は、この続きとして改めて書かれたらしく、

1章ほどの衝撃はなかったが、

どんどんと、皆深みにはまってゆく、登場人物それぞれの姿が印象的で、

ラストは、なんとも言えない絶望感だけが残る。



一言で言うと、救いようのない作品・・・


驚異の新人が現れた!

一発屋で終わらず、今後のこの作風の作品を、どんどん書いてほしい。

| マ行の作家 | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) |

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